2008.09.30
読書の秋
最近読んだ本いろいろ
「夢をかなえるゾウ」
図書館で半年待ちで今頃になって読みました。
テンポがよくて面白かったです。
神様らしいありがたみなんてちっともなさそうな
関西弁のインドのゾウの神様ガネーシャの
気分次第の注文に、ただふりまわされているように見えて
あ~、確かにそうかもね~と思える教えが色々、隠されています。
するっと頭に入ってきて、あたかも、すぐ実現できそうに感じられるけど
ガネーシャも言っていたように
小さなことでも実際にやってみて初めて意味があるので
想像だけでやったような、出来たような気分になって
おなかいっぱいになってちゃダメなんですよね。
なので、本を読んで面白かったけれど
私が何か変わったかといえば変わっていない… ![]()
ただ、読み終わってもうガネーシャに会えないと思うと
あんなマンガっぽい、ありえないキャラなのに(だから?)
すごく寂しいような気がしてしまいます。
1号も学校の読書タイムで読んで、はまったみたいです。
(10月からドラマ化するってのは、ちょっと違う気がするんですが…)
「シズコさん」
シズコさんというのは作者・佐野洋子さんの実の母親。
今とは違って厳しい時代・環境だったとはいえ
シズコさんに甘えたりやさしくされた記憶などなく
むしろ永い間、理不尽に虐待されてきた
そのあからさまな様子や、
自分以外のあらゆる人に対しても
人情・思いやり・常識・礼儀に欠けるシズコさんの態度について
作者は、軽蔑と嫌悪に満ちた口調で語っています。
読んでいるうち、様子が目に浮かぶようで
こちらもシズコさんという人に嫌悪感を抱いてきます。
ただ、「母を好きだったことなど一度もない。」と言い放ちながらも、
また、「案外、実の母とうまくいっていないという人は結構いるものだ。
100組に100通りの母子関係があるものだ。」と冷静に言ってみせながらも、
一方で、本に出てくるような、友達の家にあるような
普通の母子でありたかった、という願いが垣間見えて
悲しい気持ちになります。
親が徳の高い立派な人間だから、とか
何か目立った長所や能力があるから、とか
自分に特別、何かをしてくれたから、とかで
子どもが親を求めるわけではないんですよね。
子どもの頃、つらかった母子の関係を
大人になり、親元を離れ、別の多くの人間関係の中で忘れていたのに
母の介護という場面で再び向き合わなくてはいけなくなった作者。
普通の母子になれない自分を責めているようなところもあります。
私も、ここまで壮絶ではないにしろ
母とはあまりうまくやってきた方ではなく
途中の心情や経過については共感・理解できましたが
最後の心情は、まだ私にはしっくりなじまない、
理解できないものでした。
いつかわかるときがくるのでしょうか。
「100万回生きたねこ」は
私が衝撃を受け心動かされた絵本ですが
その作者の佐野洋子さんがエッセイなども書く人だとは知らず、
また、こんな風に育った人だとは知りませんでした。
さらに、この作品を読んだ機会にネットで見て
谷川俊太郎氏と2回も結婚(離婚)していた人だと初めて知りました。
まぁ、結局、佐野洋子さんについて何も知らなかったわけですが
他のエッセイや谷川氏との共著など見てみたいと思いました。
対岸の彼女
1967年生まれの角田光代さんが3年前に直木賞を受賞した作品。
公園ジプシーで憂鬱な毎日から抜け出したい
平凡な専業主婦の小夜子と
彼女がパートで働こうと面接を受けにいった会社の
同い年で独身の、自由奔放な感じの女社長・葵。
お互い、隣の芝生で相手の立場を羨むけど
それぞれの幸せを探しましょう…的な
わかりやすいAround40な話かと思ったらちょっとだけ違ってました。
女なら誰しも
(女だけではないだろうけど、一般的に女が…と思われる)
見かけたり経験したり
加害者だったり被害者だったりしたことのある、
いやらしく、わずらわしくも、断ち切れない人間関係。
誰かを嫌悪する一方で、自分自身を嫌悪することもあり、
最後には、人とかかわること全てから逃げ出したくなることさえある…
作中の葵が、異国で
「それでも私は信じていたのだ!
人はよくしてくれるものだと私は信じていたのだ。」
と驚くところで、私も一緒に驚きました。
そこに出てくる異国の若者は明らかに怪しい人なんだけど、
それは置いといて
人間って、嫌悪し、わずらわしがりながらも
やっぱり人を信じ、人に期待してしまうものなんだなぁ、と思いました。
そして、ものごとはいい方に運んでいくのだと信じてしまうんですよね。
でも、信じることが力になるなら
何か・誰かを信じて強く生きていけばいいんだ、
信じられる何か・誰かを探しながら生きていけばいいんだ、と思えました。
十歳のきみへ
雑誌か何かでオススメされていて、
ちょうど10歳の2号にぴったりだろうと借りてきたのに
当の2号が全然読まないので、私が読みました 
95歳にして現役医師の作者が、
未来に生きる子ども達に伝えたいことはたくさんあるけれど
子ども達と語り合う機会も時間もあまりないので本にしたのだ、とのこと。
95歳のおじいちゃんにも、みんなと同じ気持ちの子ども時代があったんだよ。
みんなもやがておじいちゃんになる日がくるんだよ。
今、みんながつらいと思っていることも
何年もたてば、どうってことない些細なことに思えてきたり、
あるいは、むしろ、そのつらい体験こそが大いに役立ってきたりするものだよ。
時間はみんなに等しく与えられているようで、感じ方や使い方によって違ってくるんだよ。
…など、やさしい言葉で語りかけ
「知る」、「考える」、「ゆるす」ことの大切さを伝えてくれています。
確かに良い本ですが2号が読んでくれないことには始まりません…
の確率60%、断続的に降ると
で言ってるのに 
の中、学校に行ってみた。
だった。
楽しかったし 、棒上旗奪いや騎馬戦は、もう子ども達が大きいので小学校とは違う迫力だった 
。


